ベースがファミリーセダンなので当然ですが、スポーツカーに乗っているぜというワクワク感が全く無く、 とんでもないハイパワーエンジンを積んだ、ひたすらに凡庸なファミリーセダンといった印象が拭えませんでした。 ものの見事に可も無く不可も無いさまは、まるでトヨタ車のような潔さを彷彿させます。 得てして長所よりも短所の方が目につくものですが、何の短所も無かったことがすなわち長所なのでしょう。 愛着が湧く訳でもなく、かと言って決して飽きる事も無いまま16年間乗り続けました。 良い車とはこういう車を指すのかもしれません。